こんにちは、愛弓です。
『セラピストだった頃のことを書こう』と、数年前からずっと考えていました。
だけど、ずっと書けなかった。
- 『コレを書くことが正しい』と自分の感覚を信じ切ることができなくて、『誰かに背中を押してほしい』と思ってたからかもしれない。
- 周囲の声に怯えて、自分の考えを主張できなかったからかもしれない。
- 『どうして書きたいのか』という自分の本音(根本的な部分)に気づいていなかったからかもしれない。
- 自分の手の内を全てさらしても、セラピストとして、自分に居場所があるのかが不安だったからかもしれない。
…いろんな理由が考えられるけど。
今は自分の中で、あるていどバランスが取れるようになってきて、『進む時かな』と思ってる。
まぁ、そんな話はどうでもいいんだけど(^^;
『セラピストだった頃のことを書くぞ~!』と思っても、『あれも…』『これも…』と考えてるうちに、何から手を付けていいのかがわからなくなってしまって、書けない。
そんな繰り返しだった。
で、ここ数日も『書こう!』と思うのに、書き始めることができない。
うまく走り出すことのできない自分がいた。
その原因は、【何から書き始めればいいのかがわからない】ということ。
たぶん、スタートを切ってしまえば、波に乗れるような気がする。
そのまま書いていける気がする。
でも、【初めの一歩】をどうやって踏み出していいのかがわからない。
【初めの1記事】に何を書いていいのかが、わからない。
そうやって悩んでた。
だから今日は、【何から書き始めていけばいいのか】について書いていこうと思う。
この記事を通じて気づいたことは、【順番を気にせず、思いつくままに書けばいい】というシンプルなこと。
ジャンプする目次
『初めから順番に書きたい』という思い。
私は、『初めから順番に書きたい』と思ってる。
なぜなら、”今の私の感覚”というのは、たくさんの経験をしてきた中で気づいてきたことがベースになっているから。
たぶん、セラピストになる前の私が、”今の私”の言葉を聞いたところで、理解できないことばっかだと思う。
セラピスト3年目の私が聞いても、『この人、大丈夫?』と感じてしまう部分もある。
それでも、順番にいろんな体験をして、考えて…その先に”今の私”がある。
きっと、順番にちゃんと説明していけば、理解してもらえる可能性は高い。
だから私は、『初めから順番に書きたい』と思ってる。
でも、【どこから順番に書けばいいのか】がわからないから、私は書き始めることができずに、立ち止まってる。
なんで順番にこだわってるの?
あれから書き始めればいいんじゃない!?
ふと思いつく瞬間がある。
でも、『こんなことも書きたいな~』『あれも書きたいな~』と想像を膨らませているうちに、『何から書けばいいんだっけ?』と、初めの1記事がわからなくなってしまう。
その繰り返し。
もう1度、『どうして順番にこだわってるのかな?』と考えてみる。
違う部分を責められるのが恐い。
私が書こうとしてるのは、”過去の記憶”ばかりだ。
”過去の記憶”というのは、正しい記憶ばかりじゃない。
自分の感情・思い込みが加わって、ぐちゃぐちゃな中で成り立ってる、あいまいな記憶なんだと思う。
それに、自分の中で、”その経験”の意味に気づいて、”その記憶”へのイメージが変われば、語る言葉も変わってしまう。
そんな曖昧なモノを書こうとしてる。
もしも、同じ体験を書いたとしても、きっと”全く同じ言葉”になんてならない。
たぶん、それは私だけじゃないと思う。
だけど、そう思わない人もいる。
そういう考え方をしない人もいる。
誰かの間違いを指摘するのが好きな人もいる。
過去に、
「~さん(お客様)と話してたら、『あれ? この前は違うこと言ってなかった!?』ってことがあってさw。あの人って、虚言癖あるよね~ww」って笑ってるセラピストさんがいた。
その話を聞きながら、『恐いな』って思ったし、すごく苦しかった。
たぶん、自分の体験をぜんぶ伝えるって、難しいと思う。
同じ話をしていても、どの部分を切り取るかで、違う話に聞こえてしまう事もある。
それに、『この人には、どの辺まで話して大丈夫かな?』って様子をうかがって、無意識のうちに相手に合わせて話したりする。
特に、相手に心を許してないうちは。
なのに、「あの人、虚言癖あるよねw」と、陰で笑われる。
そんなの恐いなって思った。
だから、私は思った。
『同じ話を何度も書きたくない』
『もし同じ話を書くのなら、間違いのないように、全く同じ言葉で書きたい』
でも、そんな風に過去の記事をさかのぼってばかりでは、書けなくなってしまう。
自分の思うように、自由に書けない。
だから
『初めから順番に書いて、同じ話を何度もしないようにしたい』
『同じことを書く時に、すぐに記事を見つけることができるようにしたい』と思ってた。
でもさ、それって、本当に必要はことなのかな?
少なくとも私は、”ちょっとした違い”なんて気にしないと思う。
細かい言葉の間違いよりも、【何を考えてるのか】【何を感じてるのか】【何を伝えたいのか】を気にしてる。
私が『一緒にいたいな』と思う人たちは、ちょっとした違いを責めずに、逃がしてくれる人たちだったと思う。
そんなわずかな言葉の違いじゃなくて、その人自身を見てくれるような人たちだったと思う。
それがとても、心地よかった。
ねぇ、『正しいか』をジャッジしたり、陰で人を笑うような人たちに会いたいと思うの?
一緒にいたいと思うの?
私はたぶん、そういう人が苦手だと思う。
そういう人の前だと、その人に合わせてジャッジしたり、誰かを悪者にしてしまう瞬間がある。
そんな時、自分のことが嫌いになる。苦しくて、悲しくなるんだ。
私はその気持ちに耐えられるような強い人間じゃないし、そんな強さならいらない。
私は、彼女のことが苦手だった。
彼女とは、いつも距離をとって話してた。話してる最中も、不安ばかりだった。
【彼女に何を思われてるか】が恐くて、彼女の様子をうかがってた。
心を許せる瞬間も、安心して話すこともできなかった。
『そういう人と出会いたい』と思っていないのなら、彼女の陰に怯える必要はない。
ちょっとした違いがあったって、そんなことを気にしなくていいと思う。
そこは、私にとって居心地のいい場所じゃないんだから。
書き忘れたり、何度も同じ話をするのが恐かった。
昔は、『自分の考えなんて、全部を理解されなくてもいい』と思ってた。
自分とは違う感覚を持っていて、いくら説明しても理解してくれない人もいることを知っていたから。
でも、「ちゃんと伝えようとしないのは悪いことだ」と、ものすごく怒ってくる人がいた。
『そうなのかな?』と思いながら話してるうちに、『ちゃんと理解てほしい』という気持ちが強くなって、バランスが崩れだした。
ブログを書くようになっても、『全部を記事にしたい』と思うようになった。
いつのまにか、不要なモノを手放すことを忘れて、全部をかき集めようとしてた。
何かを書き忘れてしまう事が『もったいない』と思うようになってしまった。
過去のことを思いだした時、『ブログに書いたら、読んでくれる人がいるだろうな』と思うのに、うまく思いだせないモノがたくさんある。
それが『もったいない』と感じてることも、1つの原因だと思う。
でも、違うんだよね。
その時、自分とは違うものに気付いたり、その分野について学ぶために得た体験だったりする。
それは、『これからの自分に必要ない』と感じたから忘れてしまったんだよね。
少なくとも、ブログを書き始める前の私は、そう思ってた。
彼らに会う前の私は、そういうスタンスだった。
だからさ、『全部をブログに書きたい』と欲張らなくてもいいんじゃないかな?
これからの自分に必要のないモノは、忘れてしまう。
でも、ここに書き留めておく必要のあるモノは、ちゃんと思いだして書けると思うし。
これからも必要なことって、忘れないで、心の中に残ったままだと思う。
だから、『全部を書かなきゃ』って頑張らばいで、もっと気楽に書けばいいんじゃないかなって。
それにさ、同じ話を何度もしちゃうのだって、悪いことじゃないよ?
きっと、ちょっとしたニュアンスの違いがあったり、『本当に必要だ』と感じるから、何度も同じ話をするんじゃないかな?
確かに、「その話、聞いたよ」と言ってくる人もいる。
でも、「その話、聞いたよ」と言ってくる彼女だって、何度も同じ話をするじゃん。
もしもさ、誰かの時間を奪って、逃げられないように手をつかんで、同じ話を何度もしてるなら、考え直したほうがいい。
それは迷惑な話だわ。
でも、ブログだよ?
『この話は聞いたな~』『自分には必要ないな』と思ったら、読まないじゃん。
だから、気にしなくていいと思う。
それに、同じ体験だったとしても、時間が経つにつれて、そこから気づくことって違うよね?
半年後に、自分の考え方が変わってから同じ記事を読んだら、違うことに気付けることだってあるよね?
もし、その記事が成長していなくても、読んでくれる人の心が変われば、感じ方は変わってくる。
だから、同じ記事を書いてしまっても、それが無意味なわけじゃないと思う。
別にさ、ブログに全部を書けなくたっていいし。
おんなじ話を何度も書いてもいいんじゃないかな?って。
私は、同じ話を何度も聞くのも嫌いじゃないよ。
「その話聞いたよ」「また同じ話してる」って何度も言ってくるような相手なら、何度も聞きたくないけど(^^;
順番なんて気にせず、思いつくままに書けばいい。
ここまで書いて、もう1度考えてみる。
【初めから順番に書くこと】というのは、どれくらい大切なことだろう?
確かに、順を追って説明しなきゃ理解されないことも、たくさんあると思う。
だけど、全員に理解してもらう必要なんてないよね?
自分が『会いたい』と思う人、どこか似た感覚を持ってる人に伝わればいいだけなんだよね。
きっと。
だからさ、『初めから順番に書かなきゃ』って一生懸命にならなくていい。
細かい順番なんて気にせず、もっとおおざっぱでいいと思う。
とにかく、思いつくままに書いてみようよ。
どうせ、大まかな流れは変わらないんだろうからさ。
スタートなんて、あとで決めればいいんだよ。
『初めに何を書くか』をずっと迷っていたけど…正直、どこから書いていいのかなんてわからない。
セラピストになってからのことは、あるていど流れにそって書いたほうが良いとは思う。
じゃなきゃ、わかりにくい。
でもさ、セラピストになった日、セラピストを目指すことにした理由、そのきっかけになったサークルをつくった理由、大学で”話すこと・癒し”に興味を持った理由、子供の頃から見てきたモノ…
『初めに何を書こう?』ってさかのぼっても、答えなんてわからない。
だって、私の人生はぜんぶ繋がってる。
いろんな体験が繋がってたことに気づけば気づくほど、複雑になってしまう。
だったら、1番伝えたかったことに注目してもらえるように、セラピストになってからのことを書けばいい。
書きたいなら、セラピストを目指すことにした理由くらいは書けばいい。
で、書きたいことを書き終わってから、過去のことをもっと書いてみればいい。
スタートばかり気にして進めなくなるよりも…とにかく思いつくままに書いてみようよ。
スタートなんて、あとで決めればいいじゃん。